9.7 画像記憶の活用で暗記効率が上がる
更新日 2021年5月23日
画像記憶は文字記憶より大量の情報を扱える
右脳を中心とした画像/イメージ記憶は、左脳を中心した言語記憶よりもはるかに大量の情報を覚えられると言われています。
一説によると右脳の方が10倍ほど多いとも言われます。
例えば以下の絵を、文字だけで表現してみてください。
「川は、右端の真ん中から、中央に向かって流れ、一度下に向かい、徐々に太くなりながら、左下の方に描かれている。木は三本あって・・・・」と、文字にするとすごい情報量なわけです。
一方で、この絵を10秒ながめてみた後に、覚えている限りで再現して描いてみてください、と言われるとそれなりに描けると思います。
これが右脳(画像記憶/イメージ記憶)が左脳(言語記憶)よりも優れている点です。
もし小説のワンシーンよりマンガのワンシーンの方が鮮明に覚えているとしたらそれも同じことです。
受験勉強に画像記憶を活用する
この右脳記憶(画像記憶/イメージ記憶)を勉強に活用しない手はありません。
特に苦手意識のある教科ほど、イメージから覚えてあげるといいかもしれません。
例えば以下の活用方法などがあります。
- 歴史:人物の名前だけでなく顔写真を見て覚える、マンガで覚える。
- 地理:地図を見て覚える、数字だけでなくグラフを見て覚える。
- 英単語:英単語や前置詞をイメージと共に覚える。
- 数学:数式だけでなく、表やグラフや図にして覚える。
- 現代文:論説文における論理の流れや、小説文における登場人物の関係図をノートに出して読解する
特にマンガは歴史の入り口として有効です。
マンガの顔で覚えたり、あのページの左上に書いてあったな、という思い出し方もできるかもしれません。
歴史に苦手意識がある人は、マンガから初めてみてはどうでしょうか?
本コラムのまとめ
- 画像記憶/イメージ記憶は、言語記憶より大量の情報を扱える、という説もある。
- 苦手意識のある教科ほど、イメージを活用しながら覚えると楽に覚えられるかもしれない。